自作ノウハウ[地デジパソコン]

('06/07/18)

メーカー製パソコンでは地デジが当たり前になったが、自作パソコンでTVチューナーといえば未だ地アナのみである。今のところ、自作で地デジ対応パソコンを組み立てるのは非常に難しい状態(不可能?)です。いずれ自作でも容易に地デジパソコンを組み立てられるようになるのだと思うが、なぜ現状では、メーカー製に出来て、自作に出来ないのか?地デジパソコンで必要となる要素をまとめてみました。

  • モニタ・テレビ側にHDMI端子もしくはHDCP対応のDVI端子が必要
  • パソコン側にHDMI端子もしくはHDCP対応のDVI端子のビデオ出力が必要
  • COPP対応の動画再生ソフトが必要
  • TVチューナーカードが地デジ対応になる。その際、TVチューナーカードにB-CASカードを差す必要がある

HDMI端子、HDCP対応のDVI端子

まずHDMI端子とHDCP対応のDVI端子についてですが、HDCPとはパソコンとモニタ(テレビ)間の信号を保護する仕組みのことで、HDMI端子の場合は通常でHDCPに対応している。DVI端子は通常ではHDCPに対応していない。必要となるのはHDMI+HDCPもしくはDVI+HDCPだが、「HDMI端子」といえば暗黙にHDCPに対応しているので、ただHDMI端子となっていれば良い、DVI端子の場合、「HDCP対応のDVI端子」というようにHDCP対応が明示されているものが必要になる。ただ、パソコンとモニタ(テレビ)の端子が一緒である必要はなくHDMI-DVI変換ケーブルを使えばパソコン側はDVI端子でモニタ(テレビ)側はHDMI端子ということでもOKです。

モニタ・テレビ

モニタ・テレビについては、最近の液晶テレビはほとんどHDMI端子が標準になっている様子。モニタも徐々にHDCP対応のものが出てきている。ちなみに私が購入したDELLの20インチ液晶モニタはHDCPに対応していないが、ワイド液晶のものはHDCPに対応しているようである。将来的に地デジパソコンを作りたい方はモニタを購入する際は気を付けたほうが良いでしょう。

パソコン側のビデオ出力

ビデオカードでHDCPに対応したものは、まだほとんどないが、これから徐々に登場してきそうである。ビデオカードベンダはいつでも対応可能だったのだが、HDCP対応のビデオカードは出荷数に見合ったライセンス料を支払う必要があるとのことで、Windows Vistaまで対応を見合わせているらしい。ビデオカードの出荷時期などの情報はこの記事を参照。

動画再生ソフト

COPP対応の動画再生ソフトとは何かというと、パソコン-モニタ(テレビ)間のコンテンツ保護の仕組みがHDCPであるように、動画再生ソフト-ビデオカード間のコンテンツ保護の仕組みがCOPPであるらしい。詳しくは分からないが、Windows Media Player 10やPowerDVDでは対応している模様。

TVチューナーカード

自作パソコン用の地デジ対応TVチューナーカードは未だ出荷されていない。情報も少ないが、パソコン-モニタ(テレビ)間がHDCP対応するまでは出す意味が無いということではないかと思う。実際、TVチューナーカードの大手ピクセラは自社製地デジ対応TVチューナーカードを搭載したBTOパソコンをマウスコンピュータから出しているので、自作パソコン用にも出そうと思えば出せるのだと思う。

ただし、地デジ対応のテレビをお持ちの方は、ご存知のとおり地デジチューナーがある機器にB-CASカードを差さないといけないのだが、B-CAS社?は信頼できるものにしかB-CASカードを発行しないらしく、TVチューナーカード単体に発行するかどうかが問題になってくる。モニタ(テレビ)もビデオカードもTVチューナーカードも動画再生ソフトも地デジ対応が見えてきたのに、B-CASカードの問題がクリア出来なければ、かなりの人が自作パソコンに見切りをつけてメーカー製パソコンに流れるのではないだろうか。

ちなみに、私はコピーワンスやらコンテンツ保護なんてものがなくても、不正コピーをする気はさらさら無いので、その為に余計にお金が掛かるのが納得いかない。

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